【エンジニア流 株式投資】重要な5つのポイント/Five Key Points for Stock Investing — The Engineer’s Way

初めに

今回のテーマは自動車工学から少し脱線してエンジニア流の株式投資術について解説してみようと思います。エンジニアならではの視点を生かした株式投資の考え方についてご紹介します。

株式投資の世界では、多くのアナリストが「売上」や「利益」などの数字をもとに企業を評価します。一方、エンジニアには技術を見る目があり、そこが差別化ポイントになり、勝ち筋に繋げることが出来きると考えています。
実際、私は一般的なインデックス株式投資に加え、技術的なトレンドに注目したスタートアップ銘柄にも投資しています。成果として、スタートアップ銘柄は1年ほどに3倍の価値になりました。(ちょっと自慢)
今回は技術トレンドに注目したスタートアップ株式投資において、私が重要視していることを5つ紹介しようと思います。

①自分が理解できる領域の技術であること

まず何より大切なのは、自分が理解できる技術であること
知らない分野に投資すると、結局「何がすごいのか」「どこがリスクなのか」がわかりません。
だからこそ、自分の専門分野や興味のある技術領域に絞ることが大切だと思います。

そしてもうひとつ重要なのは、
外からの情報に惑わされず、自分の頭で技術の本質を理解しておくこと
SNSやニュースでは派手な言葉や過剰な期待が飛び交いますが、
その中で「何が本当に技術的に価値があるのか」を冷静に判断することが、
大切なポイントだと思います。

②技術的な価値が高いこと

次に大切なのは、その技術が本質的に価値のあるものかどうかという視点です。
ここでいう「価値」とは、単なる流行や話題性ではなく、
技術そのものが持つ独自性・再現の難しさ・応用の広さなどを指します。

エンジニアとして構造や原理を理解できると、
「これは時間をかけても他社が追いつけないな」とか
「この仕組みは特定の用途だけでなく、いろんな産業に波及しそうだな」
といった判断ができるようになります。

③将来的に社会的な価値が高いと予測できること

どんなに優れた技術でも、社会が求めなければ広がりません。
そこで大切なのが、「社会的価値の将来性」です。

脱炭素やAI、自動運転、宇宙開発など、どのような技術が今後の社会インフラや産業構造の中心になるかを考え、「社会がその技術を必要とする未来が来るか?」を見極めることが重要です。

④ハイリスクハイリターンであること

そして最後に、スタートアップ投資は基本的にハイリスクです。そこで大切なことはハイリスクローリターンの銘柄を選ばないこと。一般的な知名度、人気が高まっている状態で銘柄を購入してしまうと、既に株価が実力以上に上がっており、リスクだけ高くリターンを得にくい状態になってしまいます。まだ注目が集まっておらず、伸びしろがある(ハイリスクハイリターン)銘柄を探しましょう。

⑤開発資金に余裕があること

どんなに優れた技術でも、資金が尽きれば会社は動けなくなります。
研究や試作には莫大なコストがかかり、量産化にはさらに大きな資金調達が必要です。
パートナーシップはどこか、開発資金が何年ぐらい持つかにも注目しましょう。

終わりに

どうだったでしょうか?エンジニア流の株式投資術の重要なポイント5選を紹介しました。
次回以降は私が注目している技術分野や、私が実際に投資している銘柄についてもご紹介してみようと思います。

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